どの段階?

バンブーロッド エドワーズ スウィートグラス ハーディ ゼニス

説明させて欲しいのですが、うまくいかないのです。バンブーロッドを使う楽しさについてです。しかもスティールヘッドに対してです。極めて個人的な楽しみであるフライフィッシングなのだから、何をどう使おうと個人の趣味の話、と言ってしまえばそれだけなのですが、それでは寂しい。手に入れて、手にして、そして使ってみて、それもプレミアムな魚に自然豊かな場所で。それは充実、と言っていいフライフィッシングの時間なのです。

「その商品のことを知りたければ一緒に寝ることだ。それはその女を知ろうとすることと同じだ」というのを老練のマーチャンダイザーに聞かされたことがあり、思わず吹いたことを思い出します。けれど思い当たらないことが全然ないでもない。それくらい寄り添って好きになって、はじめて見せてくれる表情があるのだと思います。

例えば今の自分にとってバンブーのフライロッドはこんな感じで言えなくもない!?


それはすべすべして暖かい感触で、くびれがあり、手を置けばいつも温もりを感じます。下にはエキゾチックな森からの贈り物があり、それは硬い異物を受けとめる部分。上はとても艶やかで、明るい肌もあれば焼けた肌色の時もある。表面に指先を滑らせてゆくと神様の悪戯のような滑らかな起伏があり、さらに進めてゆけば細く伸びやかで、弓なりに曲がったり、反発してきたりする。全体的にはしっかりとした、押しや引きを受け止められる芯があるのだけれどやっぱり繊細で、大切に扱ってあげればいつまでも美しい表情は変わることなく、共に過ごす時間を花のあるものにしてくれる。

 

「物事を知る者は、それを好む者には敵わない。物事を好む者は、それを楽しむ者には敵わない。」孔子の言葉です。自分が今どの位置にいるのかはわかりませんが、竹竿とのお楽しみはまだこれからといった感じです。