贅沢

今日はバンブーロッドを2本携えて川に向かいます。コツは慌てないことなんですが、場所取りは多少必要です。ほんの一歩遅れただけで、ボートが岸に着いたりしてくる。せっかくこれからドライフライで釣りをしたいんだから、ちょっとの努力は必要です。だからさっさと支度を済ませて、颯爽と林を抜けて行きたい。ベストを尽くしてダメだったときは諦めがつくというものです。残念ながらはじめに入れないときは、ベストのバックポケットからウィスキーを出して一口グビリとやって、先行者の後について釣りをすることに。

この日は運良くバージンウォータを釣れることになったので、朝はスウィートグラスでドライフライを、午後はエドワーズのクアッドでウェットフライを楽しむことにします。

両方の竿とも8フィート8番。

一つは6角、もう一つは4角。

一つはブロンド、もう一つはキャラメル色。

一つは3歳、もう一つは62歳。

2本を持って、パックの中にはランチの用意も入れて、今日はちょっと大きめのランを釣ります。贅沢極まりない時間です。

 

ガイドの釣りはしたことがないのですが、昔、2000年頃、興味があって1日の料金を聞いた時US$375。そして年を重ねて再び機会があれば体験してみたいと思って昨年(2016年)確認したら倍の値段に。これではなかなかお願いしようという気になれません。いつか行ってみたいと思っていた有名なバビーンリバーのガイドツアーに参加すると、エアやライセンス含めて100万円に近い。もう無理です。価値観の外側に行ってしまっている。 

と言いつつ、自分はハンドメイド一色の竹製の竿を2本も連れてきている。ここに釣りにも来れている。身の丈に合った釣りと思いつつ、趣味に投下してきた金銭を再配分再利用しつつ贅沢な竹竿を使って遊んでいるワケです。人それぞれ、ということですよね。

 

竹竿をメインにスティールヘッドを釣り始めて5年経ちました。スペイロッドを使っていた時代の飛ばす感覚はなくなり、自分の感触の内に過ごしています。あれこれ余計なことを考えることも少なくなりました。流れに入って竿を出していると、いったいどうやってこれだけの豊かな水が絶え間ない流れをつくっているのかを想います。そこに、この季節この場所に集合する釣師にとって絶対的な存在であるスティールヘッドが帰ってくる。

これから瞑想の時間です。