はじまり

ソロで出て行こうという人のために書いている。日本から外に出て行けば、雑誌で書かれていること、あの人が言っていることがどれだけのことかわかってくる。今まで見たり読んだりした情報の重さ、軽さがリアルになってくる。

あれからもう17年(2014年現在)がたった。体がガタピシ言いだしているので以前のようにはゆかないが、いまだにマインドは保っているつもりである。あの時旅をして得たことは、その後あらゆる場面で生きている。

やった者しかわからないから、ここでは言葉にはしないけれど、たとえば今25歳だとして、この先40年を生きようと思うと、6ヶ月やそこら旅に出て行ったからといって、いったい何が問題だというのか。1週間のツアーではダメだ。数ヶ月、身を投じる覚悟は必要になる。

人間は弱い。本質を忘れて都合よく解釈したいし、それはどちらかというとズルいほうに傾き、あるいは逃げるほうに、避けるほうになったりしがちに思う。オープンマインドになりきれずに、教えてほしい自分、助けてほしい自分を出せないでいることもよくある。

一度旅に出てみるといい。一人で。一番行きたいところに。納得ゆくまで。誰にも頼らない、リスク覚悟の一人の時間の中で、多くのゆらぎが起こる。そうして過ごすうちに、きっと何かが見えてくる。